以前のブログにも書きましたが、
フェムケア=デリケートゾンをケアすること
膣ケア=膣を清潔に、健康に保つためのケアをすること
です。
まずは基本的なケアからスタートしましょう。今回のブログでは、『これからフェムケア・膣ケアを始める人』、『ケアを始めたいけど何から始めたらいいか分からない人』にぜひ読んでいただきたい内容になっています。
何から始めたらいいの?
これからフェムケアを始める人は、まずオーガニックナプキンを使ってみる、デリケートゾーン専用の洗浄剤を使ってデリケートゾーンを優しく洗ってみるところから始めてみましょう。そうすることで、デリケートゾーンへの刺激を減らして清潔に保つことができます。
『オーガニックナプキン』は生理痛を軽減してくれる効果も期待できる上、肌に優しい素材なので、かぶれやかゆみの症状がある人におすすめです。
デリケートゾーン専用の洗浄剤の多くは、弱酸性です。通常のボディソープは洗浄力が強いため、酸性に保たれている膣内のバランスが崩れ、雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。
『デリケートゾーン専用の洗浄剤』は、肌と同じ弱酸性のものが多くマイルドな洗浄力なので、雑菌を防ぎ、においを抑えたり、かゆみ、膣炎などのトラブルをケアしてくれます。
実際、膣トラブルが多かった頃の私は、通常のボディーソープでデリケートゾーン(膣周り)を洗っていました。しかも荒目のナイロンタオルで強めに洗うし、お湯も高温が好きでダメなことしかしていませんでした😭 デリケートゾーンがかゆい時ほど、雑菌を廃除した方がいいと勝手に思い、たくさん洗っていました。ほんと逆効果…
もし、以前の私のようなケアをしている人がいたら、今すぐ、今日から!正しいケアを始めることを全力でおすすめします!
私が膣カンジダで通院していた頃、病院の先生から「通常のボディソープでデリケートゾーンを洗うくらいなら、ぬるま湯か水だけで洗う方がいい」と言われました。
熱いお湯で洗ったり、指やタオルで擦るのもNGです!熱いお湯は、皮膚を清潔に保つために必要な常在菌や、粘膜を保護する皮脂膜を洗い流してしまいます。指やタオルで擦ると、黒ずみになってしまうので要注意です!
タンポンやナプキンを使用する人は、交換は定期的にするように心掛けることをおすすめします。ムレやかぶれ、かゆみを防ぐ為にも、時間をあけずに取り替えることが大切です。
交換目安としては、タンポンの場合は、基本的に4〜8時間ごとに交換することがおすすめ。それを超えると、衛生面やニオイ、肌トラブルのリスクも高まってしまうので要注意です。でも、できれば4時間くらいで交換が一番おすすめです!ナプキンの場合は、生理の量によって異なるけれど、2〜3時間ごとに交換するのがポイント。そうすることで、快適な状態を保つことができます。
オーガニックナプキンやデリケートゾーン専用の洗浄剤は、最近ではドラッグストア、オンラインショップでも多く取り扱われています。フェムケア( 膣ケア)は一度始めたら継続することが大切なので、毎日の習慣に取り入れてみて下さい!
デリケートゾーンのケアは恥ずかしいことじゃない!
次のステップとしておすすめなのは、デリケートゾーン専用のクリームやジェル、オイルを使って膣周りの保湿をすること。デリケートゾーンのかゆみ・黒ずみ・ニオイなどのトラブルには、乾燥が大きく関わっています。健やかで綺麗なな状態を保つためには、『洗浄』と『保湿』を毎日すること効果的です!
単純に、摩擦による肌トラブルにはワセリンを塗って保湿をしても良いのですが、香りや保湿力、テクスチャーなどの使い心地のよさを追及するなら、専用アイテムを選んでみることをおすすめします。 年代ごとに変わるデリケートゾーンの状態や悩みに向き合い、正しいデリケートゾーンのケアを始めましょう。
最近、お客様からいただくご質問の中で『デリケートゾーンのケアは何歳から始めたらいいですか?子供もケアした方がいいですか?』と聞かれることがありますが、デリケートゾーンのケアは、何歳から始めても良いです!
アメリカでは、初潮を迎えるころに母親が子供にケアの仕方を教える家庭が多いそうです。私も日本でまだフェムケア商品が販売されていない頃は、アメリカから取り寄せていました。性教育を始めるタイミングや伝え方が国によって違うように、デリケートゾーンのケアへの関心度も国によっても違うことが分かりますよね。
デリケートゾーンのケアは恥ずかしいことじゃない!自分のカラダを知るってとても大切なことです!♡
正しい知識をもってケアすることの大切さ
ショーツや生理用ナプキンの「ムレ」のイメージから、潤っていると思っている人もいるデリケートゾーンですが、実は非常に繊細で乾燥しやすい部位です。乾燥しやすい理由は、水分を貯めこむ役割を担っている「角質層」が非常に薄いからです。以前のブログでも書いたように、デリケートゾーンの粘膜は、皮膚からの吸収率が腕の皮膚の『42倍』です。
デリケートゾーンが乾燥すると、様々なトラブルを引き起こす場合があります
デリケートゾーンのかゆみ・かぶれ・黒ずみは、乾燥による肌のバリア機能の低下が原因です。
肌は紫外線だけでなく、摩擦などのダメージを受けた時も自らを守ろうとして『メラニン色素=黒ずみ』の原因を作ってしまうのです。
ニオイや膣炎は、膣がもともともっている『自浄作用=外からの雑菌を侵入させず自らを守る』働きが低下することでトラブルが起きやすくなります。
それだけでなく、膣内の潤いは年齢とともに失われていきます。そのため、歳を重ねる毎に自浄作用の働きも低下してしまい、雑菌が膣内へ入りやすい状態になってしまいトラブルが増える原因になっているのです。
洗浄することを意識しがちなデリケートゾーンケアですが、健康で綺麗な状態を維持するためには、毎日の『保湿』もしっかりとする必要があります。
『デリケートゾーン専用のクリーム、ジェル、オイルの使用感や違い』『膣内の保湿』などについては、今後の記事で詳しく書こうと思います!私と一緒に、美膣ケアしましょう♡
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!