膣の健康は女性の総合的な健康に密接に関わっています。その中で、膣の保湿ケアは特に重要です。近年は、膣の洗浄剤や保湿ジェル、膣洗浄器など様々な膣ケアグッズが注目を集めています。デリケートゾーンの洗浄や保湿はしたことがある人でも、まだ膣の中まで自分でケアをしたことがない人はまだまだいると思います。
今回は、『膣ジェル = 膣洗浄ジェル・膣美容液』の機能と使い方に焦点を当ててお伝えしていきます!
膣の健康をサポートする『膣洗浄ジェル』『膣美容液』とは?
臭いやかゆみ、おりものの変化など、デリケートゾーンに関わるお悩みでご相談をいただくことがあります。通常、膣内は自浄作用によって雑菌の侵入や繁殖を防いで清潔な状態が維持されています。しかし、ストレスなどでホルモンバランスが乱れると、膣内の細菌バランスも乱れてしまい、ニオイやかゆみの原因になってしまいます。加齢とともに膣の粘膜が薄くなることで乾燥しやすくなることも、不快感の原因に繋がります。間違ったケアによってトラブルを引き起こすこともあるので、正しい膣ケアをすることをおすすめします!
『膣洗浄ジェル』とは、簡単に言うと膣内環境を整える保湿ジェルです。
『膣美容液』は、膣の美容液!栄養剤のようなものです。膣洗浄もできます!
膣洗浄ジェルをネット検索すると、様々な商品が検索ヒットするかと思います。しかも商品の価格の幅が大きくて、どれもいいこと書いてあって結局どの商品を買えばいいか分からない!って人も多いのではないでしょうか。膣洗浄ジェルに関しては、膣ケアグッズの中でもまだ使用している人が少ないアイテムです。誰に相談すればいいか分からない人も多く、ご相談を受けることも最近増えています。
みなさんが普段お使いのスキンケア化粧品でも同じですが、成分によって価格帯は大きく異なります。膣洗浄ジェルは世の中に出回っている数が少ないアイテムなので比較対象が少なく、価格の差に目が行きがちになってしまいます。『膣内環境を整える=洗浄・保湿』ですが、この機能のどこに注力しているかで成分や価格が違います。
結論から言うと、『膣美容液』の方が価格は高いです。膣洗浄だけでなく、美容成分も豊富に配合されているので、体の中で一番吸収率が高い『膣』から効率的に美容成分を吸収をさせることで、潤い・ハリがみなぎるお肌に導いてくれます♡
膣洗浄ジェル
『乳酸』などで膣内を清潔にし、膣内環境を整えて健康な膣内にすることができる。
膣美容液
『乳酸』などで膣内を清潔にし、膣内環境を整えて『幹細胞培養液』で高保湿をする。
幹細胞配合なので、膣から全身の保湿と美肌ケアもできる。(※膣の吸収率は肌の42倍なので、膣を保湿すると顔〜全身が潤います)
膣内を洗浄・保湿するメリットとは?
1. 乾燥を防ぐ
膣の乾燥は様々な要因によって引き起こされます。年齢の増加、ホルモンの変動、ストレス、薬の影響などが挙げられます。膣ジェル(膣洗浄ジェル・膣美容液)は、水分を補給し、乾燥を防ぎます。これにより、不快なかゆみや痛みを軽減し、快適な生活をサポートします。
2. 性行為の快適さを向上
膣の乾燥は性行為においても問題を引き起こすことがあります。膣ジェルの使用を習慣化することで、膣内の乾燥による摩擦を軽減し、より快適な性行為が可能となります。潤いがあることで、自然な滑り感が得られ、パートナーシップにも良い影響を与えてくれます♡
3. 膣のpHバランスを保つ
膣は独自のpHバランスを持っています。このバランスが崩れると、細菌感染やカンジダなどのトラブルが生じる可能性があります。膣ジェルは、膣の自然な状態を保つためのpHバランス(膣内環境)をサポートし、健康な状態を維持します。
4. 女性の健康をサポート
膣の健康は女性の総合的な健康と密接に関連しています。膣ジェルを使用することで、膣のトータルケアが可能となります。健康な膣は尿路感染症やその他の疾患のリスクを減少させ、女性の生活の質を向上させます。膣の健康はホルモンバランスを安定させ、更年期障害の軽減にも繋がります。
『膣洗浄ジェル』『膣美容液』の使い方
⬇︎基本的な機能や使い方は同じです。タンポンを使用したことがある人は抵抗なく使用できると思います🌟
これは私の個人的な意見ですが、器具を挿入して膣内にジェルを入れたら、できれば30分はトイレに行かずに横になるか、座っている方が膣に入れたジェルが奥まで行き渡って浸透するように感じます。挿入してすぐ歩いたり立っていると少し流れ出てきます。
使用するタイミングはいつでもOKなのですが、私のおすすめは、夜寝る前に使用することです!横になっていたとしても、朝起きるとジェルがショーツについているので、気になる人はナプキンやおりものシートの着用をおすすめします。そのまま太ももなどに垂れたとしても、お肌の保湿になるので問題はないです。笑
膣ジェルのおすすめの『選び方』と『使用頻度』
【ホームケアのみで膣トラブルを改善したい場合】
ケース1 : 価格を抑えて『膣ケア』をしたい
▶︎『膣洗浄ジェル』を週3〜4回程度を目安に継続使用する(1日1回)= 6〜14本/1ヶ月
▶︎ 臭いやかゆみ、おりものトラブルがある人向き
ケース2 : 配合成分にこだわって『膣ケア+美肌効果+ホルモンバランス改善』を期待したい
▶︎『膣美容液』を週2〜3回程度を目安に使用(1日1回)をまずは3ヶ月継続して、身体の変化に合わせてその後の本数を調整していく = 4〜10本/1ヶ月
▶︎ デリケートゾーンのかゆみ、お肌の乾燥が気になる、ホルモンバランスの乱れを感じている人向き
【膣ハイフや膣レーザーなどクリニックケアをしている場合】
ケース1 : 価格を抑えてクリニックケアの『効果をキープ』したい
▶︎『膣洗浄ジェル』を週に1〜2回使用する(1日1回) = 3〜8本/1ヶ月
▶︎ 臭いやかゆみ、おりものトラブルがある人向き
ケース2 : できるだけ少ない回数でクリニックケアの『効果を最大限に出したい』
▶︎『膣美容液』を生理終了後、3日連続で使用する(1日1回) = 3本/1ヶ月
▶︎ デリケートゾーンのかゆみ、お肌の乾燥が気になる、ホルモンバランスの乱れを感じている人向き
尿漏れのお悩みがある場合は、膣ハイフや膣レーザーなどのクリニックケアを一度してみるのもオススメです。ホームケアで尿漏れを改善させる方法もあるので、今後の記事でご紹介しようと思います!
※一番効果的なタイミングは、生理終了後です。生理中は使用しません。※1ヶ月の使用本数はあくまで目安です。
『膣洗浄ジェル』のイチオシはこれ!
⬇︎この写真(左)は、私が実際に日々使用している膣ジェルたちです!この記事を書いている現在、手元にあるのは4種類!この他にも色々な種類の膣ジェル(膣洗浄ジェル・膣美容液)を使っているのですが、今まで私が一番リピート購入・大量ストックしているinclear(インクリア)をメインで今回はご紹介したいと思います!写真(右)を見ての通り、尋常じゃないストックの量!!これでもだいぶ減りました😂 毎回このブログでは、私が本気で愛用している商品しか紹介していません。ガチレポです!笑
inclear(インクリア) = 膣洗浄ジェル
『乳酸』などで膣内環境を整えて健康な膣内にすることができる。『ヒアルロンナトリウム酸配合』なので、保湿効果もあります。膣ハイフや膣レーザーなど、クリニックでのケアをしている人は、膣ジェル(膣洗浄ジェル・膣美容液) を併用すると効果が持続しやすくなります!
私は、クリニックで膣ハイフ・膣レーザーどちらも定期的にケアをしてもらっています。
『膣美容液』も使っていますが、クリニックケアをしているので少しでも価格を抑えるために、ホームケアとしてはinclear(膣洗浄ジェル)をメインで使用しています。
クリニックに行く間隔が空いてしまった時や、お肌トラブルや乾燥がある時は『膣美容液』を使用しています!
私が今まで購入していた3本入よりも、【10本セット】の方がさらに単価も安くなるし、送料無料でお得です!
⬆︎このようなスティック状で中には透明なジェルが入っています。これを膣内に注入します。
inclear(インクリア)の最大の目的は、成分の中に含まれている『乳酸』が膣内環境を酸性にし、自浄作用を作り出す点です。生理終わりかけに少し出ている血も、inclearを使えばきれいに洗い流してくれるし、逆に生理になりそうでならない時に使うと、膣内環境が整って生理が来ます。
デリケートゾーンの臭いが気になる時や、生理のあとに1日1本ずつ、2〜3日連続で使うと、臭いも改善するのでオススメです!
Fem Clear(フェムクリア 5本入) もオススメです。これも膣洗浄ジェルで、inclear(インクリア)と製造販売元は同じです。原材料もほとんど同じです。私はどちらも使用していますが、使用感もほぼ同じ気がします。
▶︎精製水、グリセリン、ヒドロキシエチルセルロース、乳酸、クエン酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸メチル、エデト酸ニナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム
inclear▶︎ 精製水、ヒドロキシエチルセルロース、乳酸、クエン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、硝酸Na、エデト酸二ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、グリセリン(オトクキシグリセリン)、フェノキシエタノール、グリオキサール
Fem ClearFem Clear(フェムクリア)は、今まで全国の取扱店でしか購入が出来ませんでしたが、公式オンラインショップでも購入可能になったようです!
inclear(インクリア)の方が価格もお手頃なので、私は最近はinclear(インクリア)をまとめ買いしています!
配合成分の種類はFem Clear(フェムクリア)の方が少し多いです。お好みで選ぶといいと思います!
『膣美容液』で迷ったらこれ!
raciné core serum(ラシーネ コアセラム)= 膣美容液
【膣内環境だけでなく、お顔〜全身の潤いを体内からケアしたい人に!】
肌組織を活性化してお肌にハリと潤いを与えてくれます。
『ヒト幹細胞培養液・ラクトバチルス乳酸菌培養液・ヒアルロン酸』配合なので、『ヒト幹細胞培養液』は、人の細胞そのものに働きかけることができる成長因子が豊富に含まれているため、再生医療や美容の分野で組織再生に効果的とされ今後期待されている有用成分です。ご自身の体内で減少してしまったお肌の細胞の活性化をして肌再生の手助けをしてくれます!
産婦人科医が共同開発した『膣から取り入れる美容液』とも言われています♡
この膣美容液は、肌の42倍の吸収率がある膣から効率的に美容成分を取り入れることができる優れもの!まとめ
女性ホルモンと女性の美や健康は密接に関係しています。ストレスや加齢で女性ホルモンのバランスが崩れることで、身体に様々な不調が現れます。女性ホルモンの減少は仕方がないことですが、減少のスピードを緩めたり、不調に対処することは可能です。膣内が乾燥し、弾力がなくなり、老化が進むと血流が悪くなります。その結果、ホルモンバランスが崩れてしまったり、膣やデリケートゾーンのトラブルに繋がってしまうため、一日でも早くケアをスタートすることが大切です!
デリケートゾーンのケアは、自分と丁寧に向き合い、いたわる時間でもあります。目に見えないからと後回しにしがちですが、自分の身体の細部に手間をかけ丁寧に整える時間は、自己肯定感もあげてくれます。心も身体も美しく豊かに毎日を過ごせるよう、デリケートゾーンケアを取り入れてみてください。私と一緒に『美膣ケア』しましょう♡
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!