『ポジティブ思考』のつくり方

ポジティブ思考のつくり方

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ポジティブ思考には、ストレスや不安を軽減し、メンタルヘルスを改善するなど多くのメリットがあります。 ポジティブな人の方が『長生き・生涯年収が高い』などのデータもあり、ポジティブに生きることでより豊かな人生を送ることができると言われています。

一度ネガティブ思考に陥ってしまうと、なかなか抜け出せずに次から次へとマイナスなことばかり考えてしまう負の連鎖にはまってしまう人も多いのではないでしょうか。人生に悩みはつきものです。不安やもどかしさからネガティブな気持ちになることもあります。そんな自分を変えるには、ポジティブ思考を持つことが大切ですが、ネガティブ思考をいきなり大きく変えることは難しいものです。そこで今回は、目指しやすいポジティブのレベルに分類して、根性論ではなく思考法によって無理なく少しずつ思考を変えていく方法をお伝えします。

目次

そもそもポジティブってどんな状態?

ポジティブとは、『積極的で思考が未来を向いている状態』であり、ネガティブは『消極的で過去のことを引きずっている状態』という意味を持ちます。そして『ポジティブ思考』はその名の通り、物事に対する考えや思考、行動に対して前向きな態度や肯定的な考え方を持ち、人生を好転させる思考のことを言います。基本的には良いことに焦点を当て、前向きな姿勢や意志を持つことで幸福感を得ながら人生を歩んでいる状態のことを『ポジティブ』と定義されています。

前向きな気持ちでいると健康的な思考になり、かつ、新しいことにも積極的に挑戦する毎日を送ることができるのではないかと思います。よく、ポジティブであることが良いと言われていますが、これは、ポジティブな思考を持つことで心理的な健康と幸福感を向上させ、ストレスや不安を軽減し、自己肯定感が高まり気持ちが安定しやすいという理由からです。”病は気から”と言われるように、精神状態は身体にも影響するため、ポジティブな状態でいることは心身ともに良い状態なのです。

ポジティブな状態でいることで、自分に自信を持つことができ、前向きに明るく人生を送ることができます。様々なことが、より前向きに前進していくのではないかと思います!

『ありのままの自分』を受け入れる

ポジティブになるためには、まずネガティブな考えばかり浮かんでしまう原因を突き止める必要があります。無理にポジティブになろうとすると、挫折しかねないのでおすすめしません。

前向きになれない人によく見られる思考3つ

自分ではコントロールできない事に悩んでいる

問題に直面したときに解決できないまま時間が過ぎると、「自分はダメだ」と感じてしまい、どんどんネガティブになることってありますよね。しかし、中には自力では予防・解決が難しい問題もあります。自分一人ではどうしようもないような問題に時間をかけて悩み続けても、よい解決策はなかなか思い付きません。答えの出ない悩みに時間を割きすぎると、ネガティブな気持ちに囚われ続けてしまうことがあります。

何でも自分が悪いと考えてしまう

自分はダメな人間だと思い込む癖も、ポジティブ思考が妨げられる原因です。物事がうまくいかなかった時、それが自分の過失ではなくても、自分のせいだと考えてしまう人もいます。過去の失敗を思い出して、ネガティブな感情が蓄積していく人もいるのではないでしょうか。成果を評価された時、素直に喜ぶことができないこともあります。「たまたま運が良かっただけ」「他の人と比べたら出来ていないから、やはり自分はダメだ」と考えて、自分の評価を低く捉えてしまうのも、ポジティブになれない原因です。

完璧に拘りすぎている

完璧に物事を進めようとする気持ちが強いのも、ポジティブになれない原因の一つです。完璧を目指して物事に取り組むのは素晴らしいことですが、100%完璧になる日が来ることは滅多にありません。完璧主義の人はミスに気付くと、些細な問題でも深刻に捉える傾向があります。「8割くらいでOK」と考えている人の方が、どんな結果でもポジティブに捉えられるのではないかと思います。結果をポジティブに捉えて自信につなげていくためには、完璧を目指し過ぎず、適度に肩の力を抜いて取り組むことも大切です。

ポジティブ思考のつくり方-サンリッシュ

人間はもともとマイナス思考になりやすい生き物です。アメリカ国立科学財団の研究によると、人間の脳は一日に1.2万回〜6万回の思考をしていると言われています。さらに、一日の思考のうちの約9割が前日と同じ内容を繰り返しており、約8割がネガティブな内容だと言われています。ポジティブなことよりネガティブなことを過大に捉えてしまう特性があります。

ポジティブにならなければ!という気持ちが先行してしまいがちですが、それよりも先に『自分自身がどういう状態でいるのか』ということを知ること、そして『今、自分はこんな状態なんだ』と受け入れることが重要です。

どんな人でもネガティブになる時はあります。24時間、毎日ずっとポジティブでいられる人はいません。ネガティブになることは人間なら当たり前だし、ネガティブな感情は生きていく上で必要なことなのです。ポジティブになれない自分を否定したり、他人と比べず、自分のペースで少しずつ変化していけば良いのです!

※ネガティブ思考については、以前の記事にて詳しくお伝えしています。自分を変えるためのマインドセット

ポジティブには3つのレベルがある

ネガティブになってしまう人は、自分がポジティブになれるわけがないと思っているのではないでしょうか。ポジティブという言葉の解釈は人それぞれ。今回は私の思う『ポジティブ思考』について下記3つに分類しました。

① ストロング ポジティブ

② ノーマル ポジティブ

③ ソフト ポジティブ

ストロング ポジティブ (Level. 3)

・周囲が引くほど前向き

・いい意味で鈍感

・ハッピーオーラがある

・話すと元気をもらえる

・周りを巻き込むような影響力がある

・細かいことが気になる人は苦手かも

・物事の切替えのスピードが爆速

・先天的 (生まれ持った性質)

ノーマル ポジティブ (Level. 2)

・前向きな姿勢で物事に取り組む

・いつもニコニコ明るい雰囲気

・ネガティブになっても気持ちの切替えが上手にできる

・大切な人が落ち込んでいると、無視できない

・落ち込んだときに、会いたいと思われる

・ポジティブ思考を自ら意識して生活している

・後天的 (意識的に自ら変化していく)

ソフト ポジティブ (Level. 1)

・ひそかに前向き

・空気が読める、敏感

・話してみるとポジティブ

・愚痴を言わずに淡々とやる

・ときどきネガティブ

・自分をアピールせず、できるだけ前向きでいようとする

・後天的 (意識的に自ら変化していく)

このようにタイプ分けをすることで、「ストロングポジティブ(Lv.3)は無理だけど、ソフトポジティブ(Lv.1)にならなれるかも」といったように、今までずっとネガティブ思考だった人でも、どのポジティブレベルを目指すかでハードルが下がるのではないでしょうか。

一般的にポジティブ思考の人は全体の3割と言われていますが、この3つのタイプの共通点は、ポジティブでいることがが”当たり前”になっているということです。

先天的、後天的に関わらず、ポジティブ思考を持っている人は、何かで落ち込んだり悩んだりした時に、あまり時間をかけずにポジティブな状態に自分で自分を整えることができるのです!

ストロングポジティブ(Lv.3)は、わかりやすい例えをするならば、タレントの松岡修造さんのような方で、もともと生まれ持つ性質(才能)として身についている人が多い印象です。

ノーマルポジティブ(Lv2)、ソフトポジティブ(Lv.1)は意識と努力次第で誰でもなれます!

ご自身に合ったポジティブレベルを目指してみて下さい。

『ポジティブ思考』は訓練の積み重ね

「なんでそんなにポジティブなんですか?」「私、ネガティブなんです…」などのご相談をいただくことがあります。何度も言いますが、毎日ずっとポジティブな人はいません。ネガティブになる瞬間は誰にでもあるはず。

そもそも、『ネガティブ=悪いこと』ではありません。

人生で起こる物事や対人関係など、どんなことにも『陰と陽』があります。あらゆるものに『表と裏』、『外側と内側』があり、必ず陰陽でバランスをとる仕組みになっています。マイナス(陰)な出来事でも、その出来事の裏側には必ずプラス(陽)の面がある。そのプラスの面を見出すことで新たな気づきや学びを得ることは、誰しもが一度は経験したことがあるのではないかと思います。陰と陽は相反する性質を持ち、お互いを補いバランスを整える役割があるので、どちらも必要なことです。すなわち、ポジティブもネガティブもどちらも自分の中に必要不可欠なのです!

ネガティブな気持ちになり落ち込むことは誰にでもあります。ネガティブ思考を気にしている人もいるかと思いますが、ネガティブになっている時こそ、チャンスです!

そのとき自分が何を不快に感じたり、何に違和感を感じたり、どんなことに悲しいとか寂しいといった感情を抱くのかを知るチャンスです。このような感情は、ご自身がポジティブな状態でいる時には感じにくいので、ネガティブになっている時こそ、自分と深く向き合うチャンスなのです!

徹底的に深いところまで自己分析をして、とことん自分と向き合う。そうすることで、解決の方法を見出して、そこからまた上がっていけばいい。ポジティブ思考になるためには、トライアンドエラーの繰り返しが必要です。成功することもあるけど、多くの挑戦をした分だけ失敗もするし、悔しく悲しい思いをした分、それを乗り越えた時に人は強くなり、成長します。

上がったり下がったりを繰り返しながら乗り越えていく。この繰り返しで、ポジティブ思考は鍛えていくことができます!

『ポジティブ』といわれる人は、落ち込んでからの回復が早いだけなのです!これほんと!

ポジティブになるための『思考トレーニング』

では、実際にポジティブ思考になるにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは例として5つの方法を紹介していきます。人それぞれ、ポジティブになりやすい方法や、ポジティブになるスイッチが違います。まずは一つずつチャレンジして、自分に合う方法を探してみて下さい。

ポジティブになる方法

  • 日々の小さな幸せを振り返る
  • 物事の捉え方をリフレーミングする
  • できなかったことより、できたことに目を向ける
  • 運動をして気分転換をする
  • 質の良い睡眠で自律神経を整える

特に、①②③は重要なので、下記にまとめました

日々の小さな幸せを振り返る

1日の終わりに、以下の項目について思い浮かべてみましょう。

今日一番笑ったこと

今ありがとうって言いたい人

今日見たい夢

思い浮かべるだけでもよし、書き出すのでもよし、他の例を挙げるとするならば、ごはんが美味しかったこと、健康でいられることなど、当たり前のことで大丈夫。まずは日常にある小さなポジティブを意識することが重要なのです。

物事の捉え方をリフレーミングする

『リフレーミング』を直訳すると、フレームを付け替えるという意味です。『リフレーミング』とは、物事の枠組みを変え、違う視点から見ることです。いつも自分がネガティブに感じることを、いつもとは違った枠組みや視点で、長所やポジティブなものとして捉える見方をしてみることを言います。

『暗い』という性格について、リフレーミングすると、『冷静』、『落ち着いている』というポジティブな捉え方をすることができます。

このように、ご自身の中にある思い込みを意識的に見直すことで、人間関係や物事の捉え方をより良いものに変えることができます。

できなかったことより、できたことに目を向ける

人は『できなかったこと』に目を向けてしまいがちですが、そのハードルを少し下げて、『できること』にフォーカスしてみましょう。『どれだけ今の自分を肯定的に受け入れる事ができるかは、人生の満足度に強く影響する』とも言われています。

ポジティブになる方法を知っても、今までのネガティブな自分をいきなり変えることは簡単なことではありません。どんなに小さなことでも『できること』が積み重なれば、自分にもできることある!とポジティブに捉えることが出来るようになっていきます。自分の思考パターンを分析し、自分に合うポジティブ思考を手に入れましょう!

自分の潜在意識を知るメリット・デメリット

自分の価値観(潜在意識)を知る一番のメリットは、本来の自分になれるということ。

自分の本能的な面を知ることができるので、考え方がとてもシンプルになります。
そして、とても生きやすくなっていきます。

潜在意識-サンリッシュ

潜在意識を知るメリット・デメリットはありますが、ポジティブ要素の方が多いと思っています。

自分らしく、よりよく生きる(= Well-Being)を目指して、毎日を楽しみましょう!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡

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